仕事内容
62Complexは、福岡市を拠点とするスタートアップ企業で、LiDARなどの最新センサー技術とAIを活用し、都市開発・交通・観光分野における高度な空間データ分析ソリューションを提供しています。
本ポジションでは、点群処理とSLAM技術を中心に据えた3D空間理解システムの構築に携わっていただきます。リアルタイムでの自己位置推定や3Dマップ生成、システムの高性能化・小型化といった課題に対して、ハードウェアからソフトウェアまで一貫して取り組めるエンジニアを歓迎します。
#主な業務内容
##センサーデータ処理・基盤構築
• LiDARやIMU、GNSS等の複合センサーデータの収集・同期・前処理
• 点群データを活用したSLAMアルゴリズムの設計と実装(Fast-LIO, Cartographer, GMapping等)
• Jetson等のエッジデバイス上での高速処理の最適化
##3Dマップ生成・空間認識
• 実環境での高精度な3D地図生成と自己位置推定
• GPS/IMU/LiDARの融合による精度向上(センサーフュージョン)
• 都市環境における地物認識と空間セマンティクスの抽出
##小型・省電力システム開発
• Jetson OrinやRaspberry Pi等へのSLAM実装
• センサーデバイスやバッテリ構成も含めた小型化設計
##分析・可視化・応用
• 生成された3Dマップや軌跡データの分析・レポーティング
• 都市インフラ管理・交通調査・観光分析などへの応用検討
必要な経験・スキル
【必須スキル】
• PythonまたはC++での開発経験
• Ubuntu上での開発経験
【歓迎スキル】
• ROS(Robot Operating System)を用いた開発経験
• 点群またはセンサーデータの解析経験(PCL / Open3D等)
• SLAMライブラリ(Fast-LIO, Cartographer, LIO-SAMなど)の導入経験
• Jetson等エッジデバイスでの実装経験
• ハードウェア構成(電源、通信)の知識や構築経験
• GIS、都市計画などへの応用経験
【人物像】
• アシストを伴いながら率先して業務に取り組める
• 複雑な技術課題に粘り強く取り組める
• ハードとソフトの境界を越えて柔軟に取り組める
• チームとともに技術検証・製品開発を推進できる
募集概要
(フルタイムの場合)
62Complex株式会社について
Vision
「オフラインを検索する未来の実現」
未だインターネットに存在しない現実世界のデータを収集し、言葉では表せない情報も、先端技術を研ぎ澄ましてデータ解析することで、時間と空間を超えたオフライン情報の検索が可能な世界を実現します。
事業内容
オフライン情報を3次元の点群データとして取得、独自のAI技術で解析します。都市開発やまちの賑わい創出においては、人流解析を通じてデータドリブンな施策実施を支援します。製造や物流領域においては、作業員の生産性向上やオペレーション最適化を支援します。
保有技術としては、LiDARセンターによって点群データを取得し、エッジ端末でデータ処理、独自のSLAM技術を活用して3次元データの解析を行います。
Executive of Technology
橋本 司
1975年生まれ。福岡県北九州市出身。長崎大学を卒業後、自動車関連メーカーで自動車部品の研究開発を行いその後27歳でシステム業界へ。2010年には九州大学 博士課程に入学し人工知能と高速分散処理の研究に従事。10数年のシステム開発の実績と大学での研究成果を元に2013年にAI/IoTスタートアップを設立。2019年に退任後、上場企業やスタートアップの支援を行う。
現在は62Complexでまちづくりのデジタル化に向けた新しい事業を推進中。
メンバー
吉田 淳也
早稲田大学卒業後、新卒でJAFCOに入社して投資業務に携わる。一貫してスタートアップ投資に従事し、15年以上のキャリア。代表パートナーとして100億円規模のファンド運営も経験。社外取締役として当社創業。
伊藤 流石
九州大学大学院在籍中に特別研究員(DC1)に認定、工学博士取得。総合電機メーカーにて研究開発・ソフトウェア開発に従事。LiDARセンサーやAI解析に関する先端技術領域に深い知見を持つ。大学院時代は富岳の産業利用推進プロジェクト等を担当。

眞田 怜
東京工業大学卒業後、IT/情報通信企業にて画像認識AIエンジニアとして開発に従事。画像認識にかかわる技術を活かし当社に参画。現在は、点群データを用いた3D物体認識、エッジ端末へのAI搭載、LiDARセンサーの統合・制御などの業務を担当。
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