仕事内容
■ミッション
私たちは、未利用バイオマスの酵素分解と微生物組み合わせを通じて、未知の可能性に挑戦し、革新的な素材を創り出すバイオものづくり企業です。
あなたの酵素と微生物に関する専門知識が、私たちの研究開発の中心的要素となり、化粧品や食品の業界に革命をもたらします。
私たちのプロジェクトは、未利用バイオマスを原料として、発酵技術でアップサイクルし、高付加価値なバイオ素材を創出すること目的にしています。
未利用バイオマスは、複雑な化学組成を有し、物理的にも強硬な構造を持つものが多いため、それらを発酵させるには難易度の高い技術が要求されます。且つ、香りや味に優れ、機能性を兼ね備えたバイオ素材の開発に焦点を当てています。これらを達成するためには、学際的な知識と論理的な実験が必須であり、非常にチャレンジングな研究開発といえます。
フードロスを代表とする未利用バイオマスを利活用することは、それ自体が社会的課題の解決につながります。また、高付加価値なバイオ素材にアップサイクルすることが可能となれば、新しいビジネスやマーケットが創出され、サーキュラーエコノミーの構築に強く貢献できます。あなたは、その一翼を担うことになります。
■担っていただきたい業務 (下記の中で適性に応じたアサインをご相談します)
・未利用バイオマスの酵素分解と微生物組み合わせによるバイオ素材の研究開発
・微生物の代謝経路や酵素活性に関する研究と最適化
・化粧品や食品の原料としてのバイオ素材の設計および改良
・新たなプロセスの開発と実装
・得られた研究成果の特許出願や学会発表、論文報告
必要な経験・スキル
■応募条件(下記のいずれかに該当、もしくは準ずる経験をお持ちの方)
・食品や化粧品企業、もしくは関連研究開発部門での実務経験が3年以上あること
・酵素や微生物の代謝経路に関する豊富な知識と実務経験
・化粧品や食品原料の設計および改良に関する経験
・チームでの協力とコミュニケーション能力
■歓迎条件
・修士号または博士号の学位(バイオテクノロジー、微生物学、食品科学など)
・リーダーとしての研究開発マネジメント経験
・バイオ素材の研究開発に関する製品開発経験
・スタートアップ企業での実務経験
■求める人物像
・当社のビジョン・事業に可能性を感じ共感していただける方
・新しいアイデアに情熱を持ち、ソリューションを提供する意欲がある方
・複雑な科学的課題に対処し、創造的なアプローチを持つ方
・細部に注意を払い、革新的なバイオ素材の開発に情熱を傾ける方
・自己主導的でクイックにマルチタスクな研究を推進できる方
・学び続け、変化する環境に適応できる方
募集概要
(フルタイムの場合)
株式会社ファーメンステーションについて
Vision
ファーメンステーションのパーパスは、「Fermenting a Renewable Society(発酵で楽しい社会を!)」
世の中にあふれる有効活用されていない「未利用資源」を、独自の発酵技術で高付加価値のサステナブルな原材料に転換して、誰でも手に取るプロダクトにして届けていきます。
廃棄物ゼロのシステムで、無駄なものがない循環社会の構築を目指します。
事業内容
ファーメンステーションは、未利用資源を活用し、サステナブルな製品開発・事業を通じて循環型社会を構築する研究開発型スタートアップです。
東京都に本社兼研究開発拠点、岩手県奥州市に自社工場(奥州ラボ)を持ち、独自の発酵・蒸留技術でエタノールやサステナブルな化粧品原料などをバイオ素材を開発・製造しています。これらのサステナブル原料を化粧品・ライフスタイル製品の原料として化粧品メーカー・原料卸に販売する原料事業のほか、自社ブランドによるオーガニック化粧品事業、原料提案から製品開発まで一貫して引き受けられる化粧品・ライフスタイル製品等のODM/OEM事業を行っております。また、食品・飲料工場の製造過程等で出る副産物・食品残渣などの様々な未利用資源を活用しアップサイクル(※)することで、新たな高付加価値の商品を生み出す事業開発を大企業との共創を通じて取り組んでおります。
(※)アップサイクルとは
リユース(再利用)、リサイクル(再循環)と異なり、廃棄物や副産物など、従来、不要と考えられたり有効活用されていないものを、様々なアイデアや手法でさらに価値の高いプロダクトに転換すること。
また、エタノールの製造過程で生成される発酵粕は、化粧品原料や地域の鶏や牛の飼料として利用し、さらに鶏糞は水田や畑の肥料にするなど、廃棄物ゼロの循環型モデルを構築し、地域循環型社会の形成にも取り組んでおります。
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代表取締役
酒井里奈
ICUを卒業後、富士銀行、ドイツ証券など金融機関やベンチャーに勤務。その後、発酵技術に興味を持ち、東京農業大学応用生物科学部醸造科学科に入学、2009年3月卒業。同年、ファーメンステーション設立
在学中の研究テーマは地産地消型エタノール製造、未利用資源の有効活用技術の開発。好きな微生物は麹菌。好きな発酵飲料はビール
第1回 Japan BeautyTech Awards 特別賞、EY Winning Women 2019 ファイナリスト、第3回 DBJ 女性新ビジ ネスプランコンペティション特別賞「地域イノベーション賞」など
メンバー
北畠 勝太
大阪府立大学工学部卒業後、アクセンチュア等のコンサルティングファームに勤務。その後、2011年にヘルスケアベンチャーのエムスリーに参画し、データ事業等の事業責任者を歴任した後、2017年よりヘルステックスタートアップのニューロスペースで取締役COOとして事業全般をリード。2021年よりファーメンステーションに取締役COOとして参画。
杉本利和
九州大学農学研究科を1996年に修了後、協和発酵、アサヒグループ各社(アサヒビール、ニッカウヰスキーなど)にて、基礎研究、生産技術開発、および新規事業開発に至る幅広いR&D業務に従事。麹菌の新規な液体培養技術に関する研究で第21回生物工学技術賞を受賞、2012年に東京大学より農学博士号を授与。2022年よりファーメンステーションに参画。鹿児島県出身。
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