仕事内容
【求人の背景】
事業の中で重要な位置を占めるのが、細胞のカプセル化を再生医療等製品・細胞医薬品の製造現場において必要な清浄度(GMPグレード)で実行する装置の開発です。
プロダクトマネージャのもと、豊富なGMPノウハウを有する協業先とともに開発を進めています。
試作機開発収束の目途が立ち、次世代機の基礎検証の段階に入るなかで社内開発を進められる人手が足りない為募集をかけています。
【事業の展望】
・2024上期ー試作機の完成とユーザ先での実地検証。
・2024下期ーEA機(アーリーアクセスモデル)のユーザ先評価。
・2025年度中ー早ければ、治験段階の細胞医薬品の製造に当社の装置が用いられる見込みです。
また、細胞医薬品市場は海外が圧倒的に大きいため、当社も台湾や北米をはじめとする海外顧客の製造現場への導入を見据えて事業を進めています。
【主な仕事内容】
プロダクトマネージャ(チーフエンジニア相当)の指示のもと、製品開発に関わる下記業務を行う。
・社内用シングルユースキットの製作
・技術検証機の製作補助(メカトロニクス)
・技術検証機のプログラミング
・評価実験実施
・その他関連業務(ドキュメンテーション、購買など)
【役割と責任】
・会社目標の達成に必要な製品・技術の開発を行う。
・より具体的には、プロダクトマネージャによって主導される製品開発を実験実務や書類作成・整備の面から支援する。
試作機の完成を受けて、ユーザサイドでの実地検証がまさに始まろうというタイミングです。
よりセルファイバテクノロジを社会実装するための次世代機の開発を進めるには開発人員が不足しています。
行動力のある方を増員したい。これまで数々の製品設計開発に携わってきたベテランエンジニアが手厚く指導します。
必要な経験・スキル
【必須要件】
・2020年以前に、民間製造業における3年以上の製品開発経験がある
・小規模・試作品作成経験のある方(1000台程度)
・製品開発工程において、プロダクトマネージャの指示にもとづいた課題設定・解決が自律的にできる
・納期を守って仕事ができる
・チームワークを重視して仕事ができる
・組織の状況を把握してホスピタリティのある行動が出来る
・繁忙期には残業が可能である
【歓迎要件】
・技術情報の検索
・理解ができる英語力
(直属ではないものの上層部に英語のみ理解する人間がいるため、多少の意思疎通ができれば尚可)
・ Adobe Illustratorや3DCADが使用できる
・休日出勤が可能である
募集概要
(フルタイムの場合)
株式会社セルファイバについて
Vision
【細胞で地球を救う】
私たちは、細胞カプセル化培養技術で高効率な細胞製造プロセス開発に取り組みます。
事業内容
【事業内容】
細胞を含む生体材料およびソフトマテリアルを用いた研究、開発、生産、販売
医療をはじめとした細胞産業の普及に貢献すべく、細胞量産技術の開発に取り組む大学発スタートアップです。
生きた細胞をそのまま薬として体に投与する細胞医薬品は、がんや白血病などの難治疾患・傷害に対する画期的な治療法と目される一方で、
生産性が著しく低く、非常に高額なため、ごく限られた患者様への適用にとどまっているのが現状です。
セルファイバは、独自の培養技術で細胞医薬品の製造工程を改革し、誰もが細胞治療に手の届く社会を目指します。
コア技術である「細胞ファイバ」は、髪の毛ほどの太さのゲルチューブの中に生きた細胞を封入する(カプセル化する)技術で、創業者である東京大学の竹内教授が2013年に発表しました。もともとは人工臓器などの大規模生体組織の構築を目的とした技術でしたが、チューブ内の細胞を高い品質を保ったまま効率よく増殖させられることが判明し、現在セルファイバは細胞量産技術開発にフォーカスして事業を行っています。
これまでに、投資・助成金合わせて約25億円を調達し、ベンチャーピッチイベント等でも各種アワードを受賞しています。
代表取締役社長
柳沢佑
東京大学工学系研究科化学生命工学専攻にて博士号取得。
在学中は、相田卓三研究室において、機能性高分子材料の研究を行った。
2018年2月にセルファイバ入社、同年5月に取締役就任、2019年6月より代表取締役就任。
入社直後より、AMED・NEDO等の研究プロジェクトで研究代表者を務め、 セルファイバの事業を牽引している。
メンバー
安達亜希
東京大学 総合文化研究科 生命環境科学系(生産技術研究所 竹内昌治研究室)修士課程修了。
民間企業勤務を経て、JST ERATO竹内バイオ融合プロジェクト研究推進主任に着任。
2015年4 月、竹内、興津、尾上とともに、同プロジェクトの成果である細胞ファイバ技術をもとに株式会社セルファイバを設立し、代表取締役に就任した。
現在は、組織構築をはじめとするバックオフィス業務の責任者として、柳沢とともに代表を務める。
古石和親
熊本大学 薬学教育部 医療薬学専攻にて博士号取得。
日立化成株式会社グローバルマーケット営業責任者、再生医療事業部副事業部長、Minaris Regenerative Medicine LCC最高経営責任者、昭和電工マテリアルズ株式会社再生医療事業部長を経て、2022年12月よりセルファイバのアドバイザーとなる。
2023年7月より取締役に就任。
尾上弘晃
慶應義塾大学 理工学部 教授。
東京大学 大学院情報理工学系研究科にて博士号取得。
2009年4月より竹内昌治研究室の助教を務め、 JST ERATO竹内バイオ融合プロジェクトの研究総括補佐・グループリーダーとして、細胞ファイバ技術開発を牽引した。
2014年4月に慶應義塾大学理工学部にて研究室を立ち上げ、その後2016年4月よりセルファイバ取締役を兼務している。
2017年4月に、細胞ファイバを含む一連のin vitro組織形成における研究に対して文部科学大臣表彰・若手科学者賞を受賞。
小林泰良
東京大学 博士号(生命科学)取得。
東京大学 医科学研究所で感染症・細胞生物学などの基礎医学研究を推進した後、(株)豊田中央研究所にて研究開発・事業開発に従事。
その後、武田薬品工業(株)では中枢神経系MSLに従事しながらデジタルヘルス事業開発、経産省プロジェクトなど社内での事業企画にも関与。
現在はジャフコ グループ(株)にて、ディープテックから創薬まで広く研究開発型スタートアップの投資・支援に携わる。
JST‐START事業プロモーター等に携わりアカデミア発の事業化、キャリア・経験を活かして大学等での講演も手掛ける。
鈴木邦彦
エッソ石油株式会社(現ENEOS)にて6年間勤務後、日興證券株式株式会社(現SMBC日興證券)に勤務し、18年間、英国日興銀行、国際金融部、ルクセンブルク日興銀行(社長)等に従事。投資銀行、商業銀行、信託銀行の業務を経験した。
2006年より株式会社メディネットに入社し、再生医療分野のバイオベンチャー企業での活動を開始。同社にて、代表取締役社長、取締役副社長等を歴任、委員会委員長など設立当初から現在まで再生医療分野の産業団体に所属。
また、ISCT(国際細胞遺伝子治療学会)にて、アジア地区Regional Treaurerとして参画。
2022年6月より、セルファイバ監査役を務める。
竹内昌治
東京大学 大学院情報理工学系研究科 教授。
研究室主宰者として、2010年から2016年までJST ERATO竹内バイオ融合プロジェクトを主導し、細胞ファイバをはじめとする多くの研究成果を生み出した。
現在は、組織工学を発展させ、培養肉などの研究にも注力している。
興津輝
元・東京大学 生産技術研究所 特任教授。
竹内バイオ融合プロジェクトに医師として参画し、主に細胞ファイバの研究段階における動物への埋め込み実験等において中心的な役割を担った。
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