仕事内容
<募集背景>
2024年1月に、名古屋大学を主幹機関とし東海地域に拠点をおく16機関が、
Tokai Network for Grobal Leading Innovation(Tongali)プラットフォームとして、
大学発新産業創出基金事業スタートアップ・エコシステム共創プログラムに採択されました。
本プログラムにより、技術シーズのスタートアップ化を目指す研究者の支援プログラム(GAPファンドプログラム)を実施します。
本募集では、以下の研究者の事業化検討を支援いただける方を募集いたします。
<研究者代表者>
名古屋大学医学部付属病院メディカルITセンター副センター長 古川大記先生
<事業概要>
現在、間質性肺炎についての診断は一般の呼吸器科医の正診率が40%と低く診断自体が煩雑で難しいため合議診断(MDD:呼吸器科医、放射線科医、病理医が相談して診断すること)がガイドラインで推奨されております。
専門病院の約96%が遠隔による合議診断MDDを希望していますがMDDのエキスパート医が不足している状況であり効率的かつ精度よくMDDを行う事が求められています。
こうした状況の課題解決のため、現在MDDに関する世界最大規模のAll Japan大規模レジストリデータを活用した間質性肺炎の遠隔合議診断プラットフォームの事業化検証を進めております。
<本技術の特徴>
本研究では、間質性肺炎に関して、全国210施設からの症例に対して呼吸器学会、放射線学会、病理学会が推薦した
エキスパートが診断結果を回答するオンラインプラットフォームの運用を基に、画像診断AIを開発することで、
精度よく効率的な診断を実現しました。
画像診断AI(精度87-91%)また経過予測AI(C-index0.85)について技術確立しており特許についても保有しております。
また本研究のプラットフォームについて現在保険収載されるよう取りまとめを行い準備を進めております。
<現在の事業検証状況>
・間質性肺炎の遠隔合議システムを構築し、2025年度中に起業を目指しております。
・日々のモニタリングデータを使ったAI精度向上また呼吸器リハビリプログラムを提唱するAIを開発中です。
・開発済の診断・治療推奨・予後予測AIを洗練化しPMDAへ開発前相談を予定しております。
<今年度検討したいこと>
2025年に起業しサービスインすることを目指しているのでそのために以下ご支援頂きたいです。
■ビジネス面
・資金調達
・チームビルディング
・サービス開始に向けた法対応とシステム改修
・薬事対応
■研究開発面
・事業拡大のためにAI構築、AI改修
<支援いただきたい検討事項>
・事業計画の策定
・資金調達(等からの資金獲得に向けた課題整理、資料作成等)
・チームビルディング
・サービスインに向けた法対応とシステム改修
・薬事対応
*これまでのご経験に応じて、ご相談させていただきます。
<長期的には>
まずは、3月までの事業化検討をサポートください。
※その後、関わっていただく中で事業の将来性・チームをご理解いただき、
ご関心をお持ちいただければ、将来のCEO候補などをご検討いただけますと幸いです。
必要な経験・スキル
<本件の期待>
GAPファンドプログラムにおいて、事業化検討をサポートいただける方を募集いたします。
以下、いずれかの経験を有する方
・医療機器や医療機関向けサービスの事業企画経験
・システム開発におけるPMのご経験のある方
*ヘルスケア分野の個人情報保護法や薬事対応について知見のある方歓迎
*システム開発においては、AIの開発経験を有する方歓迎
募集概要
(フルタイムの場合)
STATION Ai株式会社について
Vision
<MISSION>
ニュービジネスに挑戦するすべての人々の可能性を最大化する。
世界に誇れるスタートアップエコシステムで、新たな未来の創造へ。
<コンセプト>
この地域の優秀なスタートアップを創出育成し、海外展開を促すとともに、
世界から有力なスタートアップを呼び込むことで優秀な人材を集める。
スタートアップと地域のモノづくり企業等の交流を図ることにより、新たな総合的な拠点となることを目指す。
事業内容
2024年10月に名古屋市鶴舞公園南側に開業予定の国内最大のインキュベーション施設です。
スタートアップの創出・育成やオープンイノベーションを促進するために、
国内外のスタートアップ支援機関・大学との連携等を通じて、様々な支援サービスを提供する予定です。
<事業概要>
愛知県が策定している「Aichi-Startup 戦略」の一環として、
STATION Aiの整備・運営事業をSTATION Ai株式会社が受託しています。
▼「Aichi-Startup 戦略」についてはこちら
https://aichi-startup.jp/about/
<事業内容>
◇インキュベーション事業
-事業成長をサポートするプログラム・イベント等の運営
スタートアップの事業ステージに応じて様々なプログラムを提供しています。
◇施設整備・運営事業
-施設全体の整備・運営
日本最大のインキュベーション施設にふさわしい、
イノベーションをかき立てるような
IoTやAI、ロボット、ビッグデータ解析をはじめとするたくさんの先端技術が備わる施設となります。
名古屋市昭和区の鶴舞公園南側(愛知県勤労会館跡地)に、建物の建設等の整備を進めており、
2024年10月に施設のオープンを予定
◇ファンド運営事業
-STATION Aiメンバーを投資対象とするファンドの運営
資金面からスタートアップの成長を後押しします。
代表取締役社長 兼 CEO
佐橋 宏隆
ソフトバンク株式会社入社後人事部門を経て、ソフトバンクグループ株式会社社長室にて経営戦略を担当。東日本大震災後、SBエナジー株式会社を設立し、事業企画部長として再生可能エネルギー事業を管掌。2014年よりSBイノベンチャー株式会社にて、社内起業家育成プログラムの構築やハンズオン支援を推進。2021年9月にSTATION Ai株式会社を設立し、スタートアップ支援をはじめとした日本最大級のオープンイノベーション拠点となる事業を開始。
メンバー
中島 順也
株式会社ディープコアにて投資業務・インキュベーション業務に従事。 AI技術を含む研究開発型スタートアップ等について、事業立案・PoC/仮説検証・知財戦略・チームアップ等の支援、投資実行を経験。
片岡 裕貴
大阪教育大学大学院教育学研究科修了。卒業後、ソフトバンク株式会社にて広島・岡山にて3年間販売代理店のコンサルティング業務に従事にした後、STATION Aiにて学生起業家育成プログラ「STAPS」の立ち上げに責任者として関わる。
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