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ママの転職・再就職にあたり知っておきたい「ベンチャー時短正社員」という選択肢

転職・再就職にあたり何を重視しますか?

「転職/再就職にあたり、何を重視しますか?」――ママテラスご登録者の方との面談で必ず伺うことです。

新卒での就職活動時に同様なことを考えた方もいらっしゃるかと思いますが、育児等家族を支える中でその優先順位は大きく変わっているかと思います。単身時よりも仕事をするにはハードになっている環境の中で、「何のために今働くのか?」、「仕事をする中で何を優先すべきなのか?」を整理することをお奨めしています。

再就職にあたって多くの方が重視する点として挙げるのは、以下の3つにまとめられるかと思います。
①キャリアや能力向上につながる
②報酬面
③時間的自由度がある

ベンチャー企業で拡がりつつある「時短正社員」

転職/再就職時を目指す多くのママ達が重視するのが「時間的自由度」です。「重視点」というより、「制約条件」というべきかも知れません。
時間的制約のため、派遣社員等の勤務形態を選ぶ方も多いと思いますが、キャリア向上や報酬面で厳しい場合があります。

時間的制約がある方への朗報として、「時短正社員」という勤務形態が拡がりつつあります。

時短正社員とは、フルタイム正社員と比較して、1週間の所定労働時間が短い正規型の社員のことで、
①期間の定めのない労働契約(無期労働契約)を締結している
②時間当たりの基本給及び賞与・退職金等の算定方法等が同種のフルタイム正社員と同等
というものです。

育児や介護による一時的な勤務形態とイメージされる方が多いかと思いますが、こうしたことに拘わらず時短勤務が出来ることで、高い能力を持つ人材を活用するための制度です。
多様な働き方を認めることで、優秀な人材確保を意図するベンチャー企業等で導入が拡がっています。

そのメリットとして勿論時間的自由度の高さがありますが、キャリアに繋がる業務が出来る勤務形態だということも大きな魅力です。

厚生労働省サイト「短時間正社員制度について」より抜粋(https://part-tanjikan.mhlw.go.jp/navi/outline/)

「60年働く」時代に求められる「次に求められるキャリア」形成

転職/再就職する際に、「キャリア形成、積み重ねが出来る仕事か」という視点も大切だと考えます。

世界的に平均寿命が長くなっている昨今、寿命の延びに伴って働く期間も長くなると言われています。
「60年働く」となると、生涯一企業で勤務し、引退するというのは難しいことでしょう。特に女性については、育児や家族の転勤等の事情でキャリアが断絶されることもあり得ます。そうした状況で働き続けるには、「次に求められるキャリア」の形成が不可欠となってきます。

ですので、仕事を選ぶにあたり、過去の経験の切り売りではなく、「キャリア形成や積み重ねが出来る仕事か」という視点は今後益々重要になると思います。

「次に求められるキャリア」につながる経験とは?

では、「次に求められるキャリア」とはどのようなものでしょうか?

1つは非定型な仕事の経験です。例えば、新しいことを企画し、運営することや、新しい事象への対応を自ら意思決定して、実行することがそれにあたります。
マニュアル化が可能で、より安価な手段や人材に置き換えられる定型業務に対して、意思決定等は定型化が難しく、その経験のある人材が求められます。

また、企画・実行力や意思決定力は経験を重ねる程高まるので、スキルある人材が経験の中で自らの価値を更に高めることが出来、他の人材や手段では置き換えが難しくなります。成功に向けた企画・運営や意思決定を出来る人材は、市場で求められることでしょう。

もう1つは、ある程度普遍的に発生する業務経験を持っていることです。
特定企業ならではの業務は市場での代替が難しいこともあり、その企業内では評価されますが、他企業から求められるキャリア経験とはなっていないことが多々あります。
自らのキャリアを考える時、「市場で評価される業務経験を出来ているのか?」という視点を持つことをお奨めします。

「次に求められるキャリア」にきくベンチャー企業での業務経験

企画・実行力や意思決定力につながる経験を積める可能性が高いのが、ベンチャー企業での仕事です。
新しい事業の収益化に取り組んでいるベンチャー企業には、企画・実行機会が富んでいます。また、大企業と比較し、格段に少ない人数で運営しているため、意思決定機会が多いこともそこでの業務の特徴です。

「こうした非定型な仕事は、時短勤務者に任せない」といった風潮が大企業等では根強いようです。育児期間等の時短勤務利用者は多いと思いますが、特に大企業勤務の方で「時短勤務利用によって、担当業務内容が大きく変わってしまった…」といったキャリア上の課題を口にされる方が多くいます。「時短勤務では主業務は無理」といった考えが残っている中での時短勤務利用には難しさがあるように感じます。

全てのベンチャーが「仕事の質と投入時間は正比例でない」ことを理解し、主幹業務で時短正社員を導入しているわけではありませんが、スキル人材の必要性や組織のシンプルさからベンチャー企業を中心に時短正社員の導入が進んでいます。

就業形態毎に各視点から評価したもの。上記の評価は1つの見方です。

「キャリア」と「時間的自由度」を両立できるベンチャーでの時短正社員のススメ

私自身、現在時短正社員として仕事をしています。
育児等のママライフを充実させつつ、企画や運営等の仕事上のキャリアを積み重ねることが出来る働き方だと実感しています。
意思決定プロセスがシンプルなベンチャー企業では時間的制約がある中でも成果に繋がる仕事が出来、「時短勤務」と「ベンチャー」の相性の良さを感じます。

ベンチャー企業はその企業フェーズから全般的にはハードワークな傾向があるので、時短勤務が可能な制度があるか等の見極めが必要ですが、時間的な制約の中でもしっかりとキャリアに繋がる仕事をしたい方にはお奨めの働き方です。

written by 河西あすか

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